「新技術・新材料研究会」
10月29日にハイテン材のセミナーに参加して来ました。
ハイテン材とは高張力鋼の事で、国や鉄鋼メーカーによっても異なりますが、引張り強度が440MPa程度以上のものから高張力鋼と呼ばれるそうです。
主に自動車に多く使われていますが、今の自動車と言えば、燃費効率の良い自動車が売れている中で、燃費向上に一役買っているのがハイテン材と言う事です。
板厚が薄くても強高度のハイテン材を使う事で、車両の質量を少しでも軽くして、燃費向上させCO2排出量も減らして、地球温暖化も防ごうと日々ハイテン材の研究に励んでいるそうです。
ただしハイテン材はハイテン化が高くなる程、加工が難しくなるのですが、そこは日本の技術力でカバーしているとの事です。
各自動車メーカーも、さらにハイテン化されたハイテン材を多く使った自動車の生産も考えているようです。
私自身、自動車が好きでデザインや性能、そして燃費も気になるところではありましたが、その裏ではハイテン材を使う事で燃費向上やCO2排出を減らしていると言う事に気づけました。
設計 田中