お盆に思ったこと

毎年のお墓参り。
我が家のお墓は、お寺の中の狭い墓地にある為ランダムに墓が並び、墓の正面向きもそれぞれ、区画もあるのかないのか立派な墓の一番下の台を踏みながらやっと我が家の墓にたどり着いてのお参り。
“ご先祖さま、お迎えに来ましたよ”
最近、我が家の墓のご近所さんが立派な墓に建替えをして、我が家の昔ながらの墓は埋もれてしまい、こじんまり佇んでおります。ご先祖さまは随分肩身の狭い思いをしているのではと少し心苦しく思っております。(−_−)

カットウエル(株)はステンレス製の墓石関連商品も製造しております。
その為、毎年この時期はお墓の付属品についつい目がいってしまいます。
新しくなったお墓を見て自社製ではないかと目を凝らし、どんな花立てや線香置きやロウソク立だろうかとキョロキョロキョロ。挙動不審者(?)
入社するまでは気を留めなかった事なのに人って変わりますね(笑)

近年はお墓の概念も変わってきておりますようで。
墓地と云えば郊外の広い土地に並ぶお墓をイメージしますが、子供たちに迷惑を掛けたくないとの思いや自分が高齢になった時に郊外までの移動が困難になるとの心配のニーズに対応して、都会のお寺の地下に近代的な墓地(?)を造り、自分の墓をボタンで呼び出して供養するという形や、また、子供たちが墓参りに来なくても永代供養をそこでやっていただけるという風に墓園も現代のライフスタイルに順応し変化しているようです。
また、樹木葬や散骨等墓地そのものの形も多様化しているようで、新潟市でも樹木葬を取り入れる準備をしているお寺もあるそうです。
墓は亡くなった方の為だけでなく、今 生きている人の心の拠り所。
生前、散骨を希望していた方の遺族が散骨に踏み切るのに葛藤が生じ散骨に至るまで様々な感情の推移があるようです。

人々の生活は様々、人の考え方も様々。これからどんどん変化していくであろうライフスタイルに自社でお手伝い出来る事はないかとアンテナを張りアイデアを出していきたいと思います。
総務 森山