戒め・・・。
設計の草野です。
わが社は今月、6月末決算。
ISOでも来年度の「部門・個人目標」の取りまとめが終わり、
今年度の「部門目標」の取りまとめに取りかかろうとする矢先、
製造現場で大きなミスが起きてしまいました!!
せっかく社内のボーリング大会のことでも書こうと思ったのにぃ〜!
初歩的なミスでしたが、10年以上続く商品で起こったミスなので
戒めと思い、恥を忍んでこのブログに書きとめます。
担当者はココロして読むように。(私も一部担当してましT=。)
製品は、わが社の主力である「ステンレス製品」。
板金加工でできた複数の部品を溶接、研磨仕上げをして完成する製品です。
作業工程でいうと、
1.自動機(タレパン)で、板材料に部品を並べた状態で穴あけ加工だけする
↓
2.穴加工した板材料をシャーリングで縦横に細かく定尺切断し一部品とする
↓
3.ベンダーでこの部品を「コの字状」に折り曲げる
↓
4.別の「箱状部品」に「コの字状部品」を溶接(スポット溶接)
↓
5.研磨仕上げ後、洗浄
↓
6.検品、梱包
↓
7.出荷前確認し出荷
といった、ごく簡単な工程を辿るものです。
ミス(不適合)の内容
工程2の「切断工程」で、初品の切断寸法が0.5mm〜0.7mm狂い、初品以降
正規の切断寸法に補正。 但し部品の各穴位置はズレたままなので、当然以降
切断したものは製品に対する穴位置がNG。
しかも、左右対称の部品だったので、左右の誤差は2倍!
この状態で工程5(研磨仕上げ)まで進んでしまったので、良品以外の8割を作り直し。
出荷前に気がついて、九死に一生ですが、文字どおり「九死」。
現場から切断寸法が狂っても、折り曲げのときに位置修正ができる冶具を
考案してもらい修正品から即対処しました。
部門長・責任者はもちろん、作業の担当者も 自分の作業・工程・製品に対して
確認はしっかり行いましょう。
お給料貰っているんだから、プロ意識をもって!ねっ。 (>ε<)
戒める草野でした。